画像提供元クレジット：小田原城総合管理事務所提供

• 別名：無し
• 所在地：神奈川県小田原市城内
• 築城年：15世紀中頃
• 築城者：大森氏

小田原城が初めて築かれたのは、大森氏が小田原地方に進出した15世紀中頃と言われています。戦国大名小田原北条氏の居城となってからは関東支配の中心拠点として整備拡張され、豊臣秀吉の来攻に備えてつくられた「総構（そうがまえ）」は、城と城下をすべて取り囲むまさに要塞のような広大さでした。

江戸時代には徳川家康の支配するところとなり、城の規模は三の丸以内に縮小。その後も何度か城主が変わりましたが、箱根を控えた関東地方防御の要として、また幕藩体制を支える譜代大名の居城として、幕末まで重要な役割を担いました。

しかし明治3年に廃城となり、残っていた石垣も1923年の関東大震災により崩れ落ちてしまいました。現在の小田原城は本丸を中心に「城址公園」として整備され、復元が進んでいます。復元された天守閣からは相模湾が一望でき、よく晴れた日には房総半島まで見ることができます。