画像提供元クレジット：鳥取市教育委員会

• 別名：久松城、葦陽城
• 所在地：鳥取県鳥取市
• 築城年：1532年〜1555年
• 築城者：但馬山名氏

鳥取城は防御性の高さや、山頂からの優れた眺めから、「日本（ひのもと）にかくれなき名山」と評され、織田信長は「堅固な名城」と讃えました。1587年に羽柴（豊臣）秀吉が大軍で12kmにもわたる鳥取城包囲網を築き兵糧攻めを行った「鳥取の飢え殺し」の舞台となった城として知られています。

江戸時代には姫路城を築いた池田輝政の孫・光政が、「国内12番目」の石高を誇る鳥取藩32万石の平山城として拡張整備しました。姫路城大天守の築城に携わった職人たちが起用されたことから、「姫路城の弟城」とも呼ばれています。

2018年に復元工事を経て、鳥取城大手橋「擬宝珠橋（ぎぼしばし）」が約120年ぶりによみがえりました。この橋は、城郭復元木造橋としては日本最長の橋となっています。