♯30
- とやまジョーTOYAMA JO
- 節約上手で、努力家。
悩んだら立山をあおぐ。
いつかおちゃらけたいと
思っている。
好きな食べ物:ぶり大根
- 富山県「富山城」
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- 別名:安住城、浮城
- 所在地:富山県富山市
- 築城年:天文12年(1543年)頃
- 築城者:神保長職
富山城は1543年頃、畠山氏の守護代であった神保長職が築いたと伝わっています。明治までは城のすぐ北を神通川が流れており、これが天然の堀となっていました。水に浮いたように見えるため「浮城」の異名を持ち、難攻の城と言われました。
長職が城を追われた後は、上杉氏、神保氏、一向一揆、織田氏などの間で争奪戦が繰り広げられましたが、ここを自らの隠居城としたのが加賀藩2代藩主の前田利長。その際に大規模な改修が行われ、富山城は近世城郭として整備されました。しかし、1609年の大火により焼失。焼失後の富山城は再建されることなく、一国一城令により廃城となってしまいました。
その後、1639年に富山藩の初代藩主となったのが前田利次です。幕府から許可を得て、本格的な城の整備に取り掛かり、その統治は幕末まで続きました。
富山城や城下町は、何度も大火で焼失しましたが、1954年に模擬天守が造られました。今では戦災復興期の代表的な建造物として国の登録有形文化財に指定されています。