• 別名：白鷺城
• 所在地：兵庫県姫路市本町
• 築城年：南朝：正平元年、北朝：貞和2年（1346年）
• 築城者：赤松貞範

大坂の陣の後に豊臣秀頼と死別した家康の孫娘・千姫が暮らしていたことでも知られる城。

千姫は再婚相手の本多忠刻との間に一男一女をもうけますが、長男は3歳で夭折。続けて夫の忠刻・姑・実母を相次いで亡くす不幸に見舞われました。容姿端麗とも伝わる千姫ですが、歴史に翻弄されたその横顔は、時に深い愁いを帯びます。

城を覆う白壁を、白鷺が翼を広げた美しさに例えて白鷺城とも呼ばれる姫路城。その美しさがわずかに儚さをまとって見えるのは、果たして気のせいでしょうか。

1993年に日本初の世界文化遺産に登録された姫路城は、世界中から観光客を集める郷土の誇りです。